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2018.08.11更新

 以前、こちらのページで大阪市の消費者金融フクホー㈱の任意整理について説明しましたが、最近、もう1件同社と任意整理の和解を行ったので、説明したいと思います。

 

 前回も書きました通り、フクホーは、減額には一切応じてくれないため、他の大手貸金業者のように将来利息をカットする形での和解はできません。ただ、今回の交渉で、分割払いの合意ができたら、差押などの強制執行は控えてくれることがわかりました。

 

 同社の特徴として、和解が成立したとしても、裁判所に訴訟を提起し、とりあえず債務名義を得るという手続をしてきます。同社によると「債務額を確定するため」とのことですが、和解による支払ができない場合にいつでも強制執行できる状態にしておきたいというのが本音でしょう。

 

 そして、他の貸金業者が2回分の滞納で和解無効となることが多いのに対し、フクホーの場合は、1回の滞納で和解を無効とするのが決まりのようで、1度でも支払が遅れると、即強制執行されます。ただ、やむを得ない理由を説明すれば、「今回だけは」と言って、和解の効力を維持してくれることもありますが、あくまで同社の好意によるものなので、絶対に滞納しないという姿勢が必要です。

 

 以上のように、フクホーは将来利息のカットもしてくれず、任意整理をする意味がないように思えますが、和解条項通りの返済が続く限りは、強制執行を控えてくれるというメリットはありますので、念頭に置いておいていただければと思います。

投稿者: 土田司法書士/行政書士事務所

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